メニュー開発の救世主!豆腐をメニューに取り入れてほしい3つの理由

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日本政策金融公庫の消費者意識調査では、外食先の変更理由として一番多いのが「メニューに飽きた時」となっています。そのため飲食店の経営においては、メニューを定期的にリニューアルして、お客さんを飽きさせないことが重要です。
珍しい食材をメニューに取り入れるのも時には重要ですが、一方で「ロスになりやすい」「汎用性に欠ける」などといったデメリットもあるので慎重に検討しましょう。
一般的な食材をうまくアレンジして、お客さんを飽きさせないことも十分可能です。そのなかでも「豆腐」という食材を、ぜひおすすめしたいと思います。この記事ではメニュー開発において、「豆腐がいかに優れた食材」であるかを改めて紹介していきます。
メニュー開発の悩み
飲食店.COM(株式会社シンクロ・フード)がおこなった「飲食店のメニュー開発」調査では、約9割のお店が「月に1回以上新メニューを出している」と回答しています。各店がメニュー開発の絶え間ない努力をして、お客さんを飽きさせない取り組みをしていることがわかります。
ただ、すぐに新メニューが思いつくわけではないので、メニュー開発者の悩みは尽きることがありません。調査結果のなかで挙げられている「メニュー開発者の課題や気をつけていること」を以下にピックアップしました。皆さん、どのようなことで悩んでいるのでしょうか?
【メニュー開発に関する意見】
「どうしてもマンネリ化してしまう」
「季節感のあるメニューを提供したいけれど、人手不足なので手間もかけられない」
「スムーズに提供できて、ヘルシーなメニューを考えたい」
「新規性も考えるけれど、突飛になりすぎないように気をつける」
「ロスの少ない食材を利用するようにしている」
これらを見ると、「新規性」と「オペレーション」とのバランスに苦慮している意見が多くなっています。
豆腐がメニュー開発に向いている3つの理由
前述した「メニュー開発者の悩み」に応えられるのが、豆腐という食材です。ここでは「どういった点で豆腐が優れているのか」についてご紹介していきます。
理由その1:季節感を演出できる
夏は冷ややっこ、冬は湯豆腐など、豆腐ひとつで簡単に季節感を演出することができます。さらには、シンプルがゆえにどんな食材とも合わせることができるのもポイントで、季節の旬の食材と合わせて新規性も得られます。家庭ではメニューが画一的になりがちなので、すこしアレンジするだけでお客さんへの価値提供につながります。
理由その2:ヘルシーかつ、栄養価が高い
豆腐はカロリーが低く、とてもヘルシーな食材です。しかも、栄養価が高いので、長寿食として再注目されています。比較的幅広い年齢層から愛されている食材ですが、特に子ども食や女性向けのヘルシー食として喜ばれています。また、海外では「TOFU」と呼ばれるほど、世界で通用する固有名詞になっており、様々な国の方に親しまれています。
理由その3:どんな調理法にも使える
豆腐は生で食べるのはもちろん、焼く、煮る、揚げるなど、様々な調理法で食べられています。もちろん素材の味がシンプルなので、ほかの食材とケンカせず、前菜・副菜から主菜までこなせます。以下のようにいろいろな調理法で楽しむことができ、アレンジしがいのある食材ではないでしょうか。
- 生食:冷ややっこ、豆腐サラダ、野菜の白和え など
- 焼く・炒める:豆腐ステーキ、豆腐チャンプルー、豆腐ハンバーグ など
- 煮る:麻婆豆腐、湯豆腐、肉豆腐 など
- 揚げる:揚げ出し豆腐、厚揚げ、豆腐の落とし揚げ など
まとめ
豆腐はシンプルだからこそ、どんな料理にも使うことができます。「ヘルシーで健康にいい」というイメージを持つ方も多いので、お店のブランディングなどにも寄与するでしょう。さまざまなメリットがあるので、メニュー開発に悩んだら豆腐を軸に考えてみてはいかがでしょうか。
参考: