「おかもち」とは?おかもちの由来や歴史、使用例などについて解説!

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「おかもち」という言葉をご存知でしょうか。身近なところでは、ラーメン屋さんが出前の際に使う「料理を入れて運ぶ箱」をおかもちと呼んでいます。ただ、こちらは金属製の製品が一般的ですが、おかもちはもともと「木製の桶(おけ)」をさす言葉です。今回は、意外と知らないおかもちについて、言葉の由来や歴史、使われているシーンなどをご紹介します。

おかもちとは?

まずはおかもちについて詳しく解説しましょう。おかもちとは、食べものを外に運ぶ際に使用されていた桶の一種です。一般的な桶に比べて底は浅く、持ち運べるように取っ手が付いており、桶の上にはフタがあります。用途としては、出前や仕出しなど、料理を外に持ち運ぶために使われていました。現代のラーメン屋さんで使われているおかもちは、素材や形は異なっているものの、用途は同じなのでおかもちという名前が残っているというわけです。

おかもちの由来

そもそも、なぜ「おかもち」という名前なのでしょうか。実はおかもちは、漢字では「岡持ち」と書きます。ただ、由来についてははっきりと分かっていません。有力とされるのは、「岡にある家に持っていくためだったから」や「食べものをたくさん積んだ形が岡に見えたことから」などの説です。ほかにも、「オカ」は一人称の傍という意味があり、「体の横に下げて持つから」という説。「オカ」は「ホカ」が変化したもので、「自宅の外」という意味から来ているといった説など、おかもちの由来には諸説あります。

おかもちの種類や歴史

次は、おかもちの種類や歴史についてご紹介しましょう。

おかもちの種類

おかもちは「取っ手のついた木製の浅い桶」ですが、形は円形、楕円形、角形などがありました。また、ほとんどは白木づくりではあるものの、なかには塗り物もあったようです。

おかもちの歴史

おかもちは、江戸時代によく使われていた道具のようです。そのころは、農作業のように「大勢の人が集まる場所」に食事を運ぶために使われていました。また、近年に至るまでは魚屋・寿司屋・うなぎ屋などのお店の出前で活躍していたようです。ただ、現代ではあまり使われなくなっており、名前が残っているラーメン屋さんでもその姿はまるで異なります。

おかもちはどこで使われている?

もともとの木製の桶としてはもう残っていないのかというと、実はそうでもありません。効率面を考えるとわざわざ使うところは少ないでしょう。ただ、木製の桶という入れ物は、現代では味のある「おしゃれな容器」です。そのため例えば、「キャンプやピクニックなど、野外で食事を楽しむとき」に使われることもあります。

ビュッフェテーブルにも使える

さまざまな料理が並ぶビュッフェテーブルでは、料理を盛り付ける器も大切だといえます。おかもちは、味わいのある見た目から、和食との相性が抜群です。より料理をおいしく見せるために、ビュッフェテーブルを構成する一員としておかもちが使えます。

豆腐を提供するならおかもちで

おかもちは特に「豆腐の器」としておすすめです。真っ白な豆腐がより際立つ容器なので、和の雰囲気を醸し出し、高級感あふれる見た目になります。料理の提供は、よりおいしそうに工夫するのがポイント。豆腐を提供する際には、ぜひおかもちを用いてみてはいかがでしょうか。

おかもちは日本の文化

おかもちの由来や歴史などについてご紹介しました。近年では持ち運ぶためとしてはほとんど使用されなくなったおかもちですが、おかもちは日本の大切な文化であることは事実です。そのため、文化が消えていくのは少し寂しいですよね。ここは、おしゃれな器としておかもちを活用し、文化の復興につなげてみるのも良いかもしれません。

参考: