ホテルのビュッフェをより楽しむためにお客様に知ってもらうべきこととは?

ホテルのビュッフェをより楽しむためにお客様に知ってもらうべきこととは?

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ホテルのレストランでよく採用されている「ビュッフェ」。さまざまな料理が並べられ、食べたい料理を自由に選べるビュッフェは、大変人気のスタイルです。ただ、ビュッフェについて何もお知らせしないまま利用してもらっていると、思わぬトラブルが起きたり、あまり楽しんでもらえなかったりすることもあります。今回は、ビュッフェを利用してもらう際にお知らせしておきたいマナーやメリット、楽しみ方などをご紹介しましょう。

ビュッフェのマナー

まずはビュッフェのマナーについてご紹介します。

食べ残さない

一般的なレストランでもあまり褒められたことではありませんが、ビュッフェでの食べ残しは特にNGです。というのも、一般的なレストランでは料理のボリュームはお店で決められているのに対し、ビュッフェのような食べ放題形式のレストランではお客様自身で食べる量を調節できるのが特徴。つまり、食べられる分だけ取ることが可能です。にもかかわらず、取りすぎて残してしまうというのは明らかにマナー違反。自分が食べられる分だけ取るように指示するようにしましょう。

同じ料理を一度に大量に取らない

ビュッフェでは、基本的にどの料理も好きなだけ取れるように並べます。しかし、一人が一つの料理を他の人に行き渡らなくなるレベルで大量に取るのはNG。ビュッフェの料理は、注文した料理とは違って自分だけの料理ではありません。同じ料理を他のお客様も求めているのです。ただ、「同じ料理をたくさん食べたい」お客様ももちろんいらっしゃるので、複数回に分けて取りに行くように案内しましょう。

料理が混ざらないようにする

こちらは、ビュッフェでの満足感を高めてもらうために気をつけてもらうポイントでもあります。ビュッフェでは、取り皿の数が限られている場合も多いのですが、一つの取り皿に別の料理同士を盛るのは料理を提供する側から見れば気持ちの良いものではありません。料理が混ざり、別のソースがついて味が変わったり、温かい料理や冷たい料理がぬるくなったりします。これでは、せっかくの料理が台無しですよね。料理は、それぞれがベストな味付けや温度にしているものだと思います。盛り付け方一つで料理のおいしさが左右されることもあるので気をつけてもらいましょう。

お客様がビュッフェを選択するメリット

次は、ビュッフェを選ぶメリットについて解説します。

好きなものを好きなだけ好きな順番で食べられる

ビュッフェでは、どの料理をどれだけ食べるか、どの順番で食べるかなどが自由です。つまり、好きなものを好きなだけ食べられます。コース料理のように順番が決められているわけでもありません。これは、偏食気味の方やアレルギー持ちの方など、食べられる料理が限られている方にも適しています。また、小食の方は食べ残しを気にする必要もありません。

自分のペースで食べられる

食べるペースが大きく違う人同士で食事をすると、お互い相手に合わせようと気を使ってしまうような場面がよくあります。そうすると、心から食事を楽しめないこともあるでしょう。一方、ビュッフェではお皿を下げるのも次の料理を持ってくるのも自分です。「早く食べないと……」のようなプレッシャーもなく、お互い相手に気を使わず自分のペースで食べられるのはビュッフェの魅力といえます。

普段食べないものを食べる機会になる

注文形式だと食べたことのない料理を見つけても、「気になるけど口に合わなかったら怖いな……」と考え、無難なものを頼みがちなお客様も多いと思います。しかし、ビュッフェなら「お試しで少し取ってみよう」となります。試食のような感覚で、いろいろなものを食べられるのもビュッフェの大きなメリットです。

ビュッフェの楽しみ方

ビュッフェのメリットを理解したうえで、次はより楽しんでもらうための方法をご紹介しましょう。

お金のことは気にしない

食べ放題だからといって、元を取ろうと「高そうだから」という理由で食べていたり、気持ち悪くなるほど食べている人を見かけませんか? これはこれでひとつの楽しみ方ではありますが、「お金に縛られている」ともいえます。ビュッフェではぜひ、お金のことは気にせずフラットな視点で楽しんでもらうようにしてください。

できたてを食べる

ビュッフェでは、少し時間が経ってしまっている料理を提供することもあります。こういった料理については、少し食べるタイミングをずらしてもらいましょう。後で料理を補充するタイミングがあるため、できたてを食べてもらうことができます。

珍しい料理にチャレンジしてもらう

いろいろなものを試食できるのがビュッフェの魅力です。食べたことのない珍しい料理があれば、積極的にチャレンジしてもらうのもひとつでしょう。なかには口に合わないものもあると思いますが、「あ、これおいしい!」と感じてもらえる料理もきっとあります。また、「こんな料理もあるんだ」と新しい発見をしてもらえるかもしれません。

ビュッフェにはビュッフェにしかない楽しみ方がある

せっかくの機会ですから、「おいしかった」「行ってよかった」と思い出に残る時間にしてもらいたいもの。紹介したマナーやメリット、楽しみ方を知ってもらうことで、ビュッフェを利用してもらう際にはきっと役立つはずです。

参考: