豆腐作りにおけるにがりの使い方|あまり知られていないにがり活用法も紹介

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海水から主に作られる「にがり」は、豆腐作りに使われることで知られています。しかし、にがりを使って豆腐を作るには、ちょっとしたコツが必要です。ここでは、にがりの種類や製造法をはじめ、豆腐作りにおけるポイント、はたまた知られざるにがり活用法をわかりやすくご紹介していきます。

にがりとは? 製造方法がいくつか存在する

「にがり」とは、海水から結晶化させた食塩を取り出した後の液のこと。にがりというだけあり、なめると独特の苦みがあるのが特徴です。大きく「液体」タイプと「粉末」タイプに分けられ、粉末タイプは塩化マグネシウム、液体は海水から作られることがほとんどです。

そして、海水からにがりを作る方法は主に「天日干し」「釜茹」「イオン交換膜透析法」の3つ。天日干しは海水をくみ上げて日光の力でにがりを精製する手法で、釜茹は文字通り海水をゆでて作る製法です。イオン交換膜透析法では、イオン交換膜と電気分解を利用して塩分濃度を高めた海水を煮詰める方法。天候に左右されず、経済効率がいいため現在では主流の製造方法になっています。

にがりで豆腐ができる仕組みと方法

豆乳ににがりを入れることでできあがる豆腐ですが、その仕組みは豆乳に含まれているたんぱく質成分とにがりの化学変化によるものです。豆乳のなかでたんぱく質は、マイナスに帯電したイオンとして浮遊しています。そこにプラスに帯電したマグネシウムイオン(にがり)が合わさることで、沈殿物が目に見えて現れます。これがいわゆる「豆腐」です。

にがりを使って豆腐を作るにはコツがいります。ポイントは豆乳の「温度」と「濃さ」。豆乳の温度が低すぎると固まらず、逆に高い状態でにがりを入れると早く固まりすぎてしまいます。また豆乳の濃度が薄いと、含まれるたんぱく質成分も少なくなるので固まりにくくなります。

知られていないにがりの活用法

豆腐作りに欠かせないにがりですが、それ以外の使い方はあまり知られていません。実はいろいろな用途があるので、その一例をご紹介します。

料理や飲み物に入れる

にがりは豆腐作りだけでなく、いろいろな料理に利用できます。特にお肉料理では、にがりの主成分のマグネシウムが肉質をやわらかくしてくれます。使い方はカレーやシチュー、肉じゃがなどの料理に、数滴たらすだけ。そのほかにも野菜の煮崩れを防いだり、汁物のアクを取り除いたりと、さまざまな作用が期待できます。

お風呂に入れる

日本の温泉にはナトリウムやカルシウムなど、ミネラル分が多く含まれていますが、マグネシウムも温泉に含まれる成分のひとつです。マグネシウムには、体温調節機能をはたらかせたり、ストレス・不眠症を緩和させたりする作用があります。そのため、自宅のお風呂ににがりを入れるだけで、にがり温泉に早変わり。お風呂に入れる量はおおよそ1000倍希釈なので、一般的な浴槽であればコップ半分ほど。入れすぎは良くないので、少量から試しながら調節しましょう。

肌のケアに

マグネシウムには肌の代謝を促す作用が期待できるため、日々の肌のケアにもぴったりです。不要な角質を取り除いてくれるので、ガサガサかかとに塗るのも効果的です。肌トラブルにお悩みの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

しぼりたての豆乳やできたての温かい豆腐を身近に味わうために

美盛では素材本来の味を引き出せるようなモノづくりを心がけています。オホーツク海の海水から手間暇かけて作られる「オホーツクにがり」や、添加物不使用・高温加熱処理をしていない「こだわりの豆乳」をご用意しています。また、豆乳とにがりを入れればたった15分でオリジナルの豆腐ができてしまう「できたて豆腐キット」も人気です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

文:名前(記名記事に限る)
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