フードシェアリングで無駄を利用しメリットを得る

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食べることができるのに、捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。世界でもトップクラスに食品ロスが多い日本。この現状を改善するためにこれまでも政府は「食べきりの促進」に取り組んできましたが、ここではそのうちの「フードシェアリング」という取組みについて紹介させていただきます。

日本は食品ロスが多い

環境省の調べによると平成27年度の食品由来の廃棄物は2,842万トン。うち食品ロスと考えられる量が646万トンもあります。

このように膨大な食品ロスを減らそうと、また、食品ロスの削減に新たなビジネスのチャンスが見いだされ、最近では様々な形で環境にも家庭にも優しいシステムが考えられています。そのひとつが、フードシェアリングと呼ばれるものです。

フードシェアリングとは

フードシェアリングとは、飲食店や惣菜店などで予約の取り消しや売れ残りなどにによる食品ロスを削減するため、捨てる予定だった食品を、食べたい人に割引価格での提供や寄付としての提供をする試みです。

店舗と利用者にとってのメリット

飲食店にとって食品ロスは、食材の無駄になるどころか、経済的な視点からも少なくない損失です。また、心を込めて作った料理が誰にも食ベられることなくゴミになるということ自体も決して小さいとはいえない苦痛となるでしょう。当然、どの飲食店も食品ロスを減らしたいと考えています。

損失を収益に

飲食店がフードシェアリングを利用すれば、廃棄するしかなかった食品を安価に販売することができ、これまで食品ロスとなっていたものから収益を得ることができるようになります。利用者にとっては、欲しいものが安価に手に入るサービスですから、節約にも役立つことになり、両者にとってメリットが大きいと考えられます。

新規顧客獲得できる店舗と利用したい世代

飲食店側は、これまで顧客でなかった層にもフードシェアリングに興味を持ってもらうことで、新たな顧客獲得へとつなげることができます。例えば、物を持たない世代と言われ、カーシェアリングや服のレンタルなどの利用に積極的な若者世代にとって、通常よりも料金が割安になるフードシェアリングは利用しやすいサービスと言えるのではないでしょうか。

ブランド力のアップ

フードシェアリングを行っている店舗は「食品ロス削減に積極的な店である」というポジティブなイメージを消費者に与えます。飲食店としての価値をアップさせることで売り上げにもつなげることが可能です。

フードシェアリングの広がり

一店舗だけが行うだけでなく、何店舗もが協力してフードシェアリングサービスを始めるなど、既にフードシェアリングは様々な形を通じて広がっています。

フードシェアリングの利用方法

例えばある食品店では、本来は捨ててしまうような形の崩れてしまった食材を、顧客に安価で提供するサービスをしています。他にも、いくつかの店舗が協力して行なっている場合は、利用者は定額料金を支払っておくことで、近くのレストラン、飲食店、小売店の廃棄になる商品を安価に手に入れることができるサービスなどもあります。さらに、フードシェアリングの利便性を拡大するため、アプリを使ったフードシェアリングサービスを展開する飲食店も出てきています。こうしたフードシェアリングに登録している店舗は増えている傾向にあり、今後も広がっていくことが予想されます。

フードシェアリングを上手に使う

日本のフードシェアリングは2017年あたりから導入され始めまだまだスタートしたばかりですが、店舗側と利用者にとって、さらに社会貢献の面でも多くのメリットがあるため、今後さらなる拡大が見込まれるサービスといえます。いち早く導入を検討することで、他の店舗との差がつけられるかもしれません。

 

参考:

農林水産省|食品ロスとは
こまろぐ|2019年度注目のフードシェアリングサービスとは?